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スポーツコラム

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【第5回】ヴァンフォーレ甲府 /井尻真理子「相手の心に”するっと”入る営業トークとは!?」

この記事は1年以上前に掲載しましたので、情報が古い可能性がございます。

「相手の心に”するっと”入る営業トークとは!?」
ヴァンフォーレ甲府 営業・事業部 井尻真理子
1999年にJリーグに加盟し、2012年度にはクラブ初タイトルとなるJ2優勝を飾った『ヴァンフォーレ甲府』。2013年度のJ1昇格も決定し、今後ますます活躍が期待されています。今回、同クラブの営業・事業部に所属する井尻真理子さんに、日々の仕事に対する考え方についてお話を伺いました。和やかな雰囲気をお持ちの井尻さんならではの営業トークの秘訣とは?!

 

 

– まず井尻さんがヴァンフォーレ甲府に入られた経緯を教えていただけますか?

将来は絵本作家になりたいと勝手に思っていたんです。だから大学卒業後は大手出版社に遠く細いいわゆる3流のコネで無理やり契約社員として入り、その後、絵本の編集を行う編集プロダクションに転職しました。いまも仕事がハードだと言われるんですけど、その頃が一番働いていましたね。

子ども向けの月刊誌の担当になり、毎日終電は当たり前、月に一度は徹夜をするような日々を送っていました。すごい大変だったんですけど、根性はついたように思います。

 

転機は編プロに入って2年目にやってきました。父親が交通事故に遭い、大けがをしてしまったんです。さらに同じ時期に母親も倒れてしまい、地元の山梨に帰ることになりました。そして1ヶ月だけアルバイトをさせていただいたことがきっかけで2002年にヴァンフォーレ甲府に入り、いまに至っている感じです。

 

1ヶ月のアルバイト期間にヴァンフォーレに一気に魅了されてしまったんです。当時、ヴァンフォーレは経営難に陥っていて、存続が危ぶまれていた時期でした。そういう状況の中で、選手、社員、ボランティアスタッフ・・・一生懸命に努力していて…。さらにサポーターのみなさんも募金活動や署名活動に協力してくれていました。そうやってチーム存続のために一致団結しているのを見て心を打たれたんです。

 

 

– ヴァンフォーレに入られた当初はどんなお仕事を?

最初は小口のスポンサー契約をもらうために飛び込み営業を自主的にしていました。飛び込み営業って普通は敬遠されるじゃないですか。でも私はそんなに嫌じゃなかったんです。

 

2週間目には、こんなことがありました。クラブサポーターの契約をもらうため、全く知らない近所の会社に飛び込み営業をしたところ、当クラブの海野会長の知り合いが代表をされている会計事務所だったんです。そしたらその代表の方が「社員27人全員、クラブサポーターに絶対に入るように!」と言ってくれて。2週間目でいきなり27人がクラブサポーターに入会してくださり嬉しかったですね。

 

とくにノルマはありませんでしたが、夕方の2時間は必ず飛び込み営業すると自分で決めていました。「この営業がヴァンフォーレの存続につながるんだ!」と思うと前向きに捉えられたんです。私は「自分のために」と思うとすぐ諦めてしまう怠けもの体質なんですけど、「チームのために」となるとがんばろうと思えちゃって。

 

 

– 井尻さんの独特の雰囲気(?)が相手を和ませるのかもしれないですね。
営業先で心がけていることはありますか?

営業はビジネスマナーや礼儀作法が重視され、マニュアルもあったりしますよね。でも、これはあくまで私の考えなんですけど、そのマニュアル通りにやっていたらダメだと思っているんです。どちらかというと「するっと入り、いつの間にか親しくなっていた」という感じのゆるい営業を意識しています。最初はお客さんのふりをして話し始めて、だんだん打ち解けていくうちに「じつは…」と話を切り出すというか。最初から元気よく行くと警戒されかねないので、あくまでするっと(笑)。

 

あと、スーツを着てバシッと決めるというよりは、親しみを持ってもらえそうなラフな格好をしていますね。それと警戒感を抱かれないような話し方も意識しています。私がスーツを着てシャキシャキしていると、初めて会う方には警戒されてしまうかなと思うんです。あくまで、私流です!

 

 

– 現在はグッズも担当されていますね?

2008年から担当しています。グッズの制作会社の新規開拓にチャレンジしています。代理店が間に入るとロット数が増えたり、制作費が上がりかねません。でも、自分でデザインラフを描いて制作会社と直接やり取りすれば、制作費を抑えられることもあります。ケースバイケースで、どういう方法で作るのがベストか考えながら制作をしています。

 

私の頭の中だけで同じようなグッズをずっと販売していても飽きられるだけだと思うんです。2年前にはサポーターさんからグッズ案を募集するキャンペーンも打ってみました。そしたら、甲府市のある中学校の先生が、「ヴァンフォーレのグッズを生徒一人一案考えよう」という授業を行ってくれました。生徒さん全員の案をもらい、最終的に一人の生徒さんのアイデアがグッズとして実現もしたんですよ。

 

 

– 最後に井尻さんの今後の夢や目標を教えてください。

グッズはサポーターのみなさんに多く買ってもらうことで利益が上がります。だから、まずはサポーターのみなさんの声をよく聞き、売上よりも利益の上がるグッズをつくっていきたいと思っています。

 

ヴァンフォーレ甲府は小さい会社なので、グッズ専任ということではなく、他にも仕事をさせていただいています。

 

マスコット、応援バス、中継、サポーターショップなど、どの仕事も本当に楽しく、私なんかが担当して申し訳ないし、任せていただいて感謝しています。

ヴァンフォーレ甲府の社員はみんないろいろな仕事を掛け持ちでこなしています。みんなが頑張るから、私も頑張らざるを得ないです。

 

マスコットの仕事では、週一回程度のペースで保育園を回っています。もともと絵本に興味があったこともあり、紙芝居をつくって子どもたちに話して聴いてもらっています。絵本とは全く関係のないスポーツの仕事をしていても、こんな形で夢だった絵本の仕事に携われて驚いています。いつ、どこで、どういう機会が巡ってくるか、わからないですよね。だから、いつも「できる・できない」という個人的な能力は別として、自分なりに全力で物事に取り組もうと意識をしています。

 

今のプライベートでの目標は、保育士の免許の取得です。児童心理学や教育学など必須10科目を独学で学んで試験を受ければ、資格が取れるんです。保育園に行った際、知識を持って子どもたちに接するほうが活動により深みが出ると思って。3カ年計画です。公言して勉強せざるを得ない状況に自分を追い込んでもいいですか?私はもともと怠け者だから。

 

あと先日、応援バスの仕事で必要だったので「国内旅行業務取扱管理者」の試験に挑戦して合格しました。Jリーグは国内のチームしかないのでとりあえずは困らないのですが、将来的にはチームがACL(アジア・チャンピオンズリーグ)に出場することを期待して、海外旅行も取り扱える資格にもチャレンジしたいです。

 

 


ヴァンフォーレ甲府は、1999年にJリーグへ加盟し、甲府市、韮崎市を中心とする山梨県のサッカーチームです。
詳しくはこちらからチェック!
http://www.ventforet.co.jp/index.html

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