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スポーツコラム

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【第11回】那須ブラーゼン/清水良行「COLNAGO(コルナゴ)を股に掛け大活躍中!自転車と観光の新しい形とは?」

「COLNAGO(コルナゴ)を股に掛け大活躍中!自転車と観光の新しい形とは?」
那須ブラーゼン 運営マネージャー 清水良行
 

高校時代に自転車競技を始め、以降、ロードレースの国内外で活躍してきた清水良行さん。イタリアを中心にヨーロッパのレースにも参戦し、その経験も踏まえて現在、日本初となる観光地での地域密着型ロードレースチーム「那須ブラーゼン」の運営にも携わられています。そんな清水さんに、新チームに対する思いや次の世代の育成など、熱い思いを語っていただきました。

 

— 現在、栃木で活動する新チーム「那須ブラーゼン」に所属し、選手兼運営マネージャーとして活動されています。
そんな清水さんがロードバイクと出会った経緯をまず教えてもらえますか?

 

実は競輪からのスタートなんです。競輪が好きな父親の影響で自転車に興味を持ち、高校で自転車競技部に入りました。なので最初はロードレース自体、知らなかったんです。しかし高校1年の冬に全国大会の選手に選ばれ、その時トラック競技(競輪専用自転車)とロードレースの両方に出場してくれと言われました。それが僕とロードレースとの出会いでした。初めてのロードレースには学校に眠っていた古いロードバイクを引っ張り出して出場しました。全国大会の会場で見た他チームのロードバイクが凄くカッコよくて、特にSTI(変速機能とブレーキ機能が合体したもの)の機能美に一発で惚れ込んで、それから頭の中はロードバイクのことでいっぱいになりました(笑)。

 

大学に進んでロードレースも本格的にやるようになり、最終的にはピストで全国1位、ロードでも全国2位に入るまで実力をつけました。大学卒業後は国内外のロードレースで活動している「Team NIPPO」に所属し、イタリアを中心にヨーロッパのレースに参戦しました。言葉もわからないなかで飛び込んだので大変でしたよ。イタリア行きの飛行機の中で1~10の数字と「ありがとう」という言葉だけ覚えて(笑)

 

でも本当に大変だったのはもちろん競技者としてでした。計3シーズンをヨーロッパで活動したのですが、海外選手との実力差が次第にはっきりとわかってくるんです。それでも、ボロボロになりながらでもヨーロッパで勝負し、最後は、あれだけ好きだった自転車を見るのも辛くなってしまった。

 

 

 

— その後、栃木県宇都宮で活動する「宇都宮ブリッツェン」に移籍されますね?

 

正直、自転車を辞めて違う道に進もうと思っていたんです。そんな時に声をかけていただき、「宇都宮ブリッツェン」に移籍しました。そのチームは日本初の地域密着型チームといわれていて、そのブリッツェンでの活動が現在の「那須ブラ―ゼン」につながっていると思います。

 

というのも、ヨーロッパでがむしゃらになって走ってきましたが、一方では日本のロードレースをもっと盛り上げたいと考えていたんです。ヨーロッパのロードレースはプロスポーツとして認知され、日本でいえば野球やサッカーのような存在です。身近なスポーツなので競技人口も多く、結果として強い選手を数多く生み出している。一方の日本では、ロードレースの競技人口はまだまだ少ないです。

 

ロードも他のスポーツと同じで、まず底辺(=競技人口)が広がってこそ高さ(=強い選手)が生まれる。だから日本においてもロードレースの底辺を広げ、才能豊かな人材を発掘し、世界で活躍できる選手に育てる場づくりがしたいと考えてきたわけです。「宇都宮ブリッツェン」はそんな考えを行動に移せるチームでしたし、だからこそ「那須ブラ―ゼン」の立ち上げにもチャレンジできたのだと思っています。

 

 


— 「那須ブラ―ゼン」は設立間もないですが、どのようなチームなのでしょうか?

 

「那須ブラーゼン」は日本初となる観光地での地域密着型のロードレースチームです。レース活動としては国内最高峰のシリーズ戦であるJBCFロードレースシリーズ「J PRO TOUR(全日本実業団自転車競技連盟主催)」を主戦場とします。初年度の2013年度からレースに参戦するのはもちろん、自転車を活かした観光にも力を入れ、那須を「自転車のまち」にしたいんです。

 

観光地である那須は自転車に対して地の利があります。自然が豊かで信号も少なく、カフェや温泉も多い。僕たちがインストラクターとして一緒に走ったあと、温泉に入ってもらうなど、自転車と観光をセットにした活動に重点を置いていきます。

 

正直、いろいろ言われることもありますよ。そんな活動より世界を目指せとかね。それは分かりますが皆が皆成就する訳でもなく成功する選手は一握りにも満たない。世界で戦ったあとに選手が国内復帰する為のチームも現状は少なく、結果、引退する選手も多い。それではロードレースの発展には成らないんではないかと思います。だからこそ、国内でも新しいチームを立ち上げる流れを起こしたいんです。そうすれば若い選手の発掘育成にも繋がります。もちろんリスクはありますが、誰かが挑戦しないと日本のロードレースを盛り上げることはできませんから。

 

 

 

— これまでの選手生活から一転、チームを立ち上げて軌道に乗せるのは大変だと思うのですが。

 

「那須ブラーゼン」における僕の立場としては、運営会社(NASPO株式会社)の社員としてチーム運営に携わりながら、選手としても活動することです。選手としては10年以上のキャリアがありますが、社会人としてはペーペーですから厳しいですよ。具体的な活動としては、営業からHPの運営、グッズの制作まで、いままでやったことのない仕事のオンパレードです。だから日々、無力な自分を痛感しているというか。

 

営業に行っても先方の方とどう接したらいいのかわからないし、HPを立ち上げるといっても作成方法もデザインの良し悪しもわからないという状態。チームジャージ一つとってもチームが2012年10月に設立し、スポンサーロゴ入りジャージをつくる期限が12月中旬ということで2ヶ月位しかなくてね。その間にジャージのデザインはもちろん、スポンサーを募ってジャージを完成させないといけないということでこれまた慣れない仕事に悪戦苦闘。幸い、NASPOの経営陣は那須エリアの経営者が多く、スポンサーを集めていただいて完成させることができました。10月に設立してからの超短期間で沢山のスポンサーについていただき、一流サプライヤーのご協力もいただきました。4月のレース開幕に向けていいスタートが切れます。本当に感謝しています。

 

 

 

— では最後に今後の抱負というか、たとえば清水さんが60歳くらいになったとき、自転車とのかかわりはどうなっていると思いますか?

 

僕にもわからないですけど、やっぱり次の世代への思いが強いです。子どもたちが自転車に乗りたい、職業として自転車選手になりたい、そんな目標が持てるロードバイク、ロードレースの環境をつくっていきたいですね。そうすれば競技人口が広がって、ロードレースを盛り上げることにつながると思いますから。

 

 

 

 

 

 

 

プロフィール

清水良行(しみず よしゆき)

1982年12月1日 岡山県岡山市出身
京都産業大学経済学部卒

・2006年 TEAM NIPPO
・2007年 NIPPO-MEITAN
・2008年 NIPPO-ENDEKA
・2009年 宇都宮ブリッツェン
・2010年 ブリヂストンアンカー
・2011年 ブリヂストンアンカー
・2012年 Team Ukyo
・2013年 那須ブラーゼン

「2013年4月14日からスタートするJ PRO TOUR 伊吹山ドライブウェイヒルクライムに向けて猛特訓中!!」

 


栃木・那須を拠点に日本初となる観光地での地域密着型ロードレースチームである。「ブラ―ゼン」とはドイツ語で「風が強く吹く」という意味があり、那須岳の風をイメージして付けられた。
詳しくはこちらからチェック!
http://www.nasublasen.com

 

 

 

 

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