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スポーツコラム

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【第21回】株式会社efcuore/竹田好洋「ネット×リアルで世界中の人をスマイルに!」

2013年6月21日

「ネット×リアルで世界中の人をスマイルに!」
株式会社efcuore 代表取締役社長 竹田好洋
 

起業前に勤めていたJR東日本では列車運転士もされていたという竹田好洋さん。JR東日本を退社後にフットサルビジネスで起業し、「ボールを通じて夢、希望、感動を創出し、世界中の人々をスマイルに!」という理念で活動されています。起業の経緯、ビジネスにかける思い、今後の展望などについて伺いました。

 

 

――JR東日本の社員を退職後、なぜフットサルビジネスで起業されたのでしょうか?

 

一番の理由は市場の可能性に魅力を感じたからです。そもそも僕自身、フットサルをやっていたので楽しいスポーツだというのは知っていますし、競技人口も370万人(レジャー白書2011)ほどいるといわれています。2007年にはフットサルの全国リーグ「Fリーグ」も創設されました。

 

こうして認知度は上がってきている一方、Fリーグの動員数は伸び悩み、収益面でも課題を抱えているという側面もあります。でもこれは視点を変えると、市場が掘り起こされていないという見方もできますよね。すでに市場が確立しているサッカー界に新規参入するのは難しいですが、フットサルには市場を開拓できるチャンスがあると考えたんです。

 

起業する前はJR東日本で働いていて、会社に籍を置きながら大学にも通わせてもらいました。恵まれた環境だったので、恩返しもせずに退職することに対して抵抗がありました。でも会社に身を置きつつ起業準備をするのは身勝手でしょう。だからけじめをつける意味も込めて退職し、退路を断ったんです。

 

 

――退職後はフットサルを中心に事業を展開し、現在は東北の復興支援にも力を入れられています。

 

現在、フットサル専門のフリーペーパー「SMiLE」の発行とWEBサイト「SMiLE」の運営、フットサルイベントの企画・立案などを中心に活動をしています。媒体名に「SMiLE」とつけているように、「ボールを通じて夢、希望、感動を創出し、世界中の人々をスマイルに!」というのが私たちの理念なんです。

 

東日本大震災を受けて、「日本中が一つの大きな繋がり、輪となり、よりよい日本を創っていくことが必要」だと強く感じました。それ以降、「ボールを通じて東北を笑顔に、そして日本を一つに」をテーマに、2011年3月21日から約半年に1度、復興支援を続けています。

 

――復興支援の活動資金を得る一環で、インターネットを通じて支援金を集めるクラウドファンディングを活用されていますね?

 

2012年10月6日-7日にフットサルのイベント団体「ONE BALL Project」と共同で、岩手県いわき市で復興支援イベントを開催したんです。フットサルの世界最長記録に挑戦するのが目的で、40時間30分という世界記録を達成できました。そのイベントを開催する際、クラウドファンディングを使って活動資金を集めたという経緯があります。

 

だから今度は自社主催の復興支援イベントで活用してみようと考えたんです。クラウドファンディングはいろいろな意見があるようですが、私たちには理念があるし、自社のメディアを通じてイベントの活動報告もできる。だから心配はなかったですね。

 

利用したのはスポーツに特化したクラウドファンディングサイト「Sportie FUND」です。東京都フットサル1部リーグに所属する中野フットサルクラブさんとともに、福島県郡山市でフットサル教室・大会を企画しました。同クラブのメンバーの中に福島出身の方がいらっしゃって、「チームで福島に行って交流したい」「フットサルを通じて被災地の方々を少しでも笑顔にしたい」という思いを抱かれていたんです。

 

 

――「Sportie FUND」を具体的にどう活用されたのでしょうか?

 

まず目標金額は10万円に設定しました。フットサル場のコート代や参加者に配る景品代など、イベント運用資金の一部に充当する目的です。支援をしてくださった方々に対するリターンは、選手からのお礼メール、イベントに無料参加できる権利、チームグッズや選手ユニフォームの提供、練習試合をする権利など、支援金額に応じて設定しました。

 

募集を開始してからはフェイスブックを中心に自社HP、ツイッター、ブログなどを使って支援を呼びかけました。自社HPを見て支援していただいた方も多かったのですが、最も効果的だったのはフェイスブックですね。友だちが「こんな復興イベントがあるから支援してあげてほしい」と拡散(シェア)してくれたんです。人とつながるSNSの素晴らしさを再認識しました。

 

最終的に集まったお金は、目標金額を上回る179,000円。資金の用途は、当初の予定通りコート代や景品代などに充当させていただきました。今回、10人ほどのメンバーが首都圏から福島まで移動してイベントを行いました。もちろんトータルでは赤字でしたが、運営資金の一部を新たなツールで得た意義は大きいと思っています。

 

 

――クラウドファンディングを活用した結果、何か気づきがありましたか?

 

これは僕の感覚ですが、ビジネスで活躍されている方や、仕事やプライベートでITを使い慣れた方の反応がとくに早かったように思います。一方、スポーツ界の方は意外とITに頼らない人が多いような印象を受けました。

 

あと、これは反省点なのですが、もっと思い切った宣伝をしてもよかったのではと感じています。日本は欧米ほど寄付の文化が根づいていないので、どこか控えてしまう意識があったんです。しかしちゃんとした理念があるんだから、もっと自信を持って支援を呼びかければよかったなと。これは今後の課題ですね。

 

今回の目標金額は10万円でしたが、次回は20万円にしようと考えています。ビジネスは小さな成功体験の積み重ねが大事です。実績を一つひとつ積み上げていくことで、新たな資金調達の手段をスポーツ界に根づかせたいですね。

 

そして何よりお伝えしたいのは、クラウドファンディングの一番の良さとは、単なるお金集めのツールではないことなんです。「色んな人の想いを受け取ることが出来て、そして形にすることが出来ること。」これをみなさんに是非知っていただきたいですね。

 

 

――最後に今後の展望を聞かせてください。

 

いまWebサイトは神奈川版、東京版の2つです。これを今年中に埼玉版と千葉版の2つを新規オープンします。2~3年後には関西にも進出し、10年を目途に日本全国をカバーしたいですね。

 

さらにその先には海外も見据えています。理念の言葉に「世界中の人々をスマイルに!」とあるように、私たちは日本だけ良ければいいという考えは持っていません。世界が一つにつながるまでにはあと何百年、何千年もかかるかもしれませんが、その礎を築きたいと考えています。

 

あと私たちのビジネスはWebが基軸になっていますが、やはり最後はリアルなつながりが大事だと思っています。ネットを手段として活用しつつ、イベントなどを通じてリアルでつながりあえる。そうやってネットとリアルを融合し、世界中の人びとを笑顔にしたいですね。

 

 

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株式会社efcuore

フットサル専門のフリーペーパー「SMiLE」の発行,WEBサイト「SMiLE」の運営、フットサルイベントの企画・立案などを中心に活動中。『SMiLE
詳しくははこちらから!
http://smilefutsal.jp/

 

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